ACCESSIBILITY IN OUR HEART

心のバリアフリー

富士通が支える共生社会~バリアフリーへの取り組み~

(制作協力:KADOKAWA)

富士通がサポートする、日本各地のホストタウンや競技会場周辺での、心のバリアフリー実践例を紹介します

さまざまな自治体や企業と合同で作るバリアフリー社会

富士通は、オリンピック・パラリンピック等経済界協議会の一員として、スポーツやバリアフリー支援などの活動を行っています。同協議会は、東京2020大会とその先に向けて、オールジャパンでの盛り上げと、レガシーの形成を進める団体です。会員は民間企業100社で構成されています。

心のバリアフリーとは?「障がいの社会モデル」を理解する

障がい者だけでなく、さまざまな特性や考え方を持つすべての人々が、お互いを理解し合い、コミュニケーションを取って支え合うこと、それが、「心のバリアフリー」です。協議会のバリアフリーWG(ワーキンググループ)では「心のバリアフリー教育」「異文化教室」「バリアフリーマップ作製」という3つの活動を通して、誰もがバリアを感じない社会を目指しています。


山形県鶴岡市 街も練習施設も、心のバリアフリーも

ドイツとモルドバの選手団を受け入れる山形県鶴岡市は、ユニバーサルデザインの街づくりや、心のバリアフリーの取り組みを実施する共生社会ホストタウン。学校での心のバリアフリー研修会をはじめ、パラリンピック日本代表を目指す選手の合宿など、多くの取り組みを行っています。

写真)地元の高校と自治体、富士通が合同で心のバリアフリー研修とボッチャ体験会を実施。
パラリンピアンの杉内さんもゲストとして講演を行いました。

パラリンピック合宿で感じた鶴岡市の温かさ

鶴岡市とのご縁は19年秋に市内の高校で行った講演からです。パラリンピックの水泳競技を指導しており、代表選考に向けた合宿受け入れ先の相談もしました。視覚障害クラスの安全確保のために何不自由なく練習できる設備の整った環境を求めていたところ、市の水泳施設の方々が快くサポートを引き受けてくださり、とても安心しました。
鶴岡市の皆さんは障がいに対する理解が深く、さっぱりとした温度感、距離感で向き合ってくださいます。健常者、障がい者と線を引くのではなく、自然に接してくれる。これは市の活動の成果ももちろんですが、温かな県民性、風土も影響しているように思います。
共生社会実現のためには、障がい者の目線を知ることが第一歩。ハード面でいうと、街中のバリアフリー化が各地で日々進んでいますが、バランスが大切です。例えば、路上の点字ブロックは視覚障がい者にとって欠かせないものですが、過度に設置されると車いすの人にとってはバリアになり得ます。設備の充実には限度もあります。より重要なのはソフト面、心のバリアフリーです。見守ってくれる、気付いてくれる人がひとりでもそばにいてくれるだけで、安心できるのです。健常者、障がい者が互いを知り、歩み寄り、特別扱いし過ぎずに触れ合うことで、本当の意味でのバリアフリーを継続していけたらと思っています。

パラリンピアン 杉内周作さん
愛知県出身。26歳で網膜色素変性症が判明し、2004年アテネパラリンピックにて水泳競技の男子400m自由形リレ ー銅メダルを獲得。障がい者水泳チームにて指導を行いながら、「共生社会」をテーマに講演活動を行う。


福岡県田川市 すべての人にやさしい街づくり―

ドイツ、ベラルーシの車いすフェンシング選手団の事前キ ャンプ受け入れが決まり、先導的共生社会ホストタウンに認定された田川市。小学生が街を歩きバリアフリー点検を行い、障がい者に有益なマップを作製するほか、地域住民と連携して心のバリアフリー研修を開くなどすべての人にやさしい街づくりを目指しています。

写真)地図に写真や付箋を貼りながら「側溝のふたに車いすのタイヤが挟まって危ない」「小さな階段でも上がるのが大変」と、フィールドワークの感想を共有し合います。


神奈川県川崎市 サッカークラブと連携した施策

先導的共生社会ホストタウンである神奈川県川崎市と、富士通をはじめとする3社、Jリーグ・サッカークラブの川崎フロンターレが連携し、発達障がいのある子供たちに配慮した国内初のサッカー観戦交流イベントを開催。

写真)スタジアムからの聴覚刺激を和らげる防音システムなど、感覚過敏の症状がある発達障がいの子供たちが安心して観戦を楽しめる「センサリールーム」などが設けられました。【写真提供:Jリーグ】


神奈川県藤沢市―会場のバリアフリーマップも作製! 街づくりの改修起点に―

東京2020大会でセーリングの競技会場となる、神奈川県藤沢市・江の島ヨットハーバー。市は、協議会と合同で、競技会場周辺道路のバリアフリーマップの作製を実施しました。車いすを使用している方に同行していただき、道路をチェック。歩行経路や幅員、勾配といった情報を、タブレット端末に入力。音声信号の有無や階段、スロープなどにも注意を払って、車いす使用者と一緒に歩幅や段差、傾斜を細かく確認しました。

写真)バリアフリーマップ作りでは、富士通社員の車いす使用者だけでなく妊婦も参加。障がい者や高齢者、乳幼児連れなど多様なニーズを有する人々がアクセスしやすいルートを検証。


【ご案内】ホストタウンWalkerに富士通の取り組みが掲載されました
株式会社KADOKAWA制作のフリーペーパー情報誌「ホストタウンWalker Vol.1」に、このページで紹介した富士通の共生社会に向けた取り組みが見開き2ページで掲載されています。
ホストタウンWalkerのデジタル版は、株式会社角川アスキー総合研究所が運営する電子書籍「ePUB Viewer」にてご覧いただくことができます。
電子書籍「ePUB Viewer」 ホストタウンWalker Vol.1

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